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綿わた と 真綿の違い

綿布団につかわれてる綿わたと、真綿布団に使われてる綿を、綿繋がりで間違える方をよくお見受けします。

そこで、同じ綿でも、同じ天然繊維でも、原料が全く異なるので、みなさんに綿わたと真綿の違いを紹介したいと思います。

目次

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綿わたと真綿の違い

綿わた と 真綿は、そもそもが異なる原料であり以下のような違いがあります。

『綿わた』

原材料     植物由来の繊維

綿は綿花の種子周りに生える繊維です。

『真綿』

 原材料     動物由来の蚕の絹糸

真綿は蚕の繭から取れる絹糸です。

綿わた とは

 綿花を収穫し繊維を取り出して綿になります。

そして、綿ができるまでの過程は以下のとおりです。

1. 種まきと成長

種まき   

種が発芽し、綿花の苗が成長します。苗は高さが1~2メートルに達します。

2. 開花

花が咲く

約2か月後に綿花の植物が花を咲かせます

花が咲いた後、実が形成されます。

3. ボール(実)の形成

ボールの発育

花が散った後、綿花の実(ボール)が形成されます

ボールが成熟するにつれ、乾燥し始め、やがて裂け目が現れます。そして、自然に割れ、やわらかな種子が吹き出します。この種子に密生するリントと呼ばれる細い繊維、これが綿わた になります。

③綿わたの魅力

綿繊維は中空構造でよじれがあり、適度な硬さと弾力性があります。

日に干すことで放湿すると、かさがふっくらとします。

保温性と吸湿性にも優れています。

一年中使いやすい素材です。

真綿 とは

  蚕を育て繭を作ってもらいその繊維をわた状に加工したものが真綿です。

真綿はシルクや絹と同じ素材から蚕から加工されます。

真綿の加工過程は以下の通りです。

1. 卵

蚕蛾が卵を産みます。

2.幼虫(蚕)

卵から孵化した幼虫が桑の葉を食べて成長します。この段階が一般に「蚕」と呼ばれます。

3. 繭作り

成長した蚕が糸を出しながら繭を作ります。蚕は自らの体を口から吐き出した糸で包み込み繭を作ります。これで、繭が、出来あがります

4.繭の選別と洗浄

良質な蚕の繭を選び、異物を取り除くために洗浄します。

5.煮繭

繭を熱湯で煮ることで、繭を柔らかくし、内部の蛹を取り出します。

6.広げる

煮た繭を広げて平らにします。この時、繭を軽く引っ張って薄く伸ばします。

7.重ねる

広げた繭を何層も重ねてシート状にします。これが真綿となります。

このようにして、真綿が完成します。

熟練の職人さんの手によって手間と時間をかけて、つくられます。

真綿の魅力

真綿は非常に優れた保温性を持っています

また、湿気を吸収して放出し、蒸れにくく、さらっとしています。柔らかさと柔軟性もあり、デリケートな素材です。

それに、純度の高いタンパク質でできているためお肌にもやさしい素材です。

また真綿布団は夏は肌掛けとして、冬場は毛布がわりにと年中使用できるのもおすすめポイントです!

まとめ

同じ綿でも、綿わたと真綿は全然違う原料です。

植物由来の繊維、動物由来の繊維、どちらも天然繊維です。

これらの繊維(天然繊維)は環境に優しく、自然分解しやすいという特徴があり、自然の質感や風合いも楽しめます。

綿わたも、真綿も、高い快適性と実用性を持つ素材として、多くの人々に愛され続けています。寝具にもぴったりです😊

ワタセでは、綿わた・真綿を触って、体感していただけます。是非、天然繊維の素晴らしさに触れてみて下さい✨

自己紹介

『ねむねむはうす』は滋賀県近江八幡市にある自社工場を持つ創業明治4年の老舗ふとんメーカーであり、nishikawaの専門チェーンの寝具店です。

当店にはスリープマスターが4名在籍しており、お客様の睡眠の悩みやご要望に応えるぴったりの寝具選びや快眠のアドバイスでサポートしております。

「スリープマスター」とは日本睡眠科学研究所より認定される睡眠や寝具に関する知識をおさめ、認定試験に合格した者に与えられる民間資格です。寝具の事だけではなく脳科学や美容、繊維別の特徴などを大学や研究機関の先生より様々な観点の講義を3日間受講し、寝具だけでなく睡眠に関する幅広い知識を持つ『スリープマスター』が睡眠をサポートします。

 

睡眠に関するお悩みは人それぞれ異なります。

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主要取扱ブランド:nishikawa・パラマウントベッド・京都金桝・ワコール・ワタセ

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