子どもの布団って何を選べばいいの?
もうすぐ出産で、ベビー布団はどんな布団を用意したら良いの?
子どもの大きくなると共にどんな布団に変えれば良い?
子どもにまくらは必要なの?
今の時期何を掛ければ良いの?
など、子ども連れのお父さん・お母さんによくご相談されます。
子どもの成長に良いお布団選びをしてあげたいですよね。
今回は子どもの成長に合わせてどんな布団が良いのかご紹介させていただきます
目次
1. 子どもの布団はどのタイミングで変えるのが良いの?
子どもの成長は早いもので、
気づけば揃えたばかりのものが小さくなっていることが多くあります。
個人差はありますが、子どもは新生児~児童までの間に体のつくりが大きく変わっていきます。
その成長に合わせて布団を選んでいくことが大事になります。
子供の成長期を大きく分けると3つに分けられますが、
布団もこのタイミングで変えていくと良いでしょう
・新生児~乳児(1歳未満)
・幼児期(1~6歳)
・児童期(6~12歳)
2. 子どもの掛け布団はどんなものが良い?
子どもは大人よりも体温が高く、代謝も高いため汗をかきやすいです。
そのため大人と同じように布団をかけていると
寝汗をびっしょりかいていて、慌てることがありますよね!
それが原因で風邪をひかせてしまったら大変!!
そのためにも汗を吸ってくれて、汗をため込まない掛け布団が良いです。
汗をかきやすいお子さんのために掛け布団は次のことに気をつけて選んでいきましょう
・季節・気温に対応した掛け布団
春・肌掛け布団・綿毛布
夏・洗える羽毛・タオルケット・真綿布団
秋・合掛け布団
冬・羽毛布団、綿布団等
・素材の選び方
- 湿気を発散させる素材のもの
- 適度な温度・湿度を保つもの
- 軽さ・フィット感を感じられるもの
子どもにおすすめ代表的な素材は
綿・羊毛・羽毛・真綿(天然素材がおすすめ)
化学繊維のものは水分を吸収することが苦手なので直接肌にあたらないようにしましょう!!
・お布団のサイズの決め方
3歳ごろ、ベビー布団卒業になります。大人と一緒に寝るケースも多くなる時期です。
児童期に入ると一人用の掛け布団をかけてあげることをおすすめします。
☆赤ちゃんは体温調節がまだまだうまくできないので軽くて通気性の良いものがおすすめです。
注意※重い布団は赤ちゃんの顔を覆ってしまい、
手で払いのけることが出来ないため窒息の危険性がありますので
赤ちゃんが息ができなくならないように掛け布団NG例
冬場でもかけすぎはNG
厚くて重たい布団もNG
大人と一緒の布団に寝るのもNG
子どもの敷布団はどんなものが良い?
子どもは一日中元気いっぱいに過ごし、夜になったらコテンとどこでも寝てしまいますね(⌒∇⌒)
そこでほっとしているお父さん・お母さん安心するのは早いですよ!!
どんな場所で寝かせていますか?どんな敷布団で寝かせていますか?
確かに子どもの体は柔軟性に優れている為どこでも寝られます!!
しかし、子どもは寝ている間に心身ともに成長していきますので、
体を支える敷布団はものすごく大事なのです。
そこで、成長のお助けマンのような敷布団に寝かせることが大事です!!
敷布団は子どもの成長を妨げないように、次のことを考えて選びましょう
・体にフィットするもの(硬すぎる×柔らかすぎる×)
・バランス良く体圧を分散できるもの
・保温性(保温を保つ)のある素材
・吸透湿性(適度な湿度を保つ)のある素材
・放湿性(吸った湿気を発散させる)のある素材
子どもがすくすく育つために成長を邪魔しない寝具を選んであげてくださいね^^
子どもの枕って必要?
「赤ちゃんって枕いるのかな~?」
「子どもって、寝るときは枕をしていても、
朝起きたら枕がどこかにいって見当たらない💦」
「枕は、してもしなくても一緒だね~!」
「本当に枕必要なの?」
と、よく聞かれますが、
結論は子どもの成長に合わせて枕は必要になってきます(⌒∇⌒)
枕がなぜ必要なのかを考えてみましょう!!
私たちの体は背骨がゆるやかなS字カーブを描いています。
それは重たい頭を支えるためです。
寝ている時に体に負担がかからないように
頭・首をささえるために、枕が必要なのです。
しかし生まれた時から背骨がS字カーブを描いてるわけではありません。
赤ちゃんはお腹の中で心地よくまるくなっています。
その状態が続き背骨はまるくCカーブを描いています。
そして、歩き始める頃には背骨の湾曲が始まりだんだんS字カーブを形成していき、
10歳ごろには、背骨がS字カーブに近づいてきます
S字カーブに近づくにつれ枕の高さが必要になっていくため
成長していく早さは個人差がありますので成長に合わせて枕を選びましょう
☆どんな枕を選んでいくとよいのか(時期別)
・赤ちゃん期 <寝ている時間が多い時期(C字カーブ期)>
ドーナツ枕・くぼみ型・傾斜型などがおすすめです。
①頭の形を整える
②向きぐせ防止
③吐き戻し防止
など、目的に合った枕の使い方をしましょう。
※吐き戻しなど窒息の危険があるため気を付けてください
・幼児期 <お父さん・お母さんのまねで枕をしたがる時期(C字カーブ期)>
高さは必要ないため、お子さんの好きな柄など安心感・満足感のための枕をおすすめします。
まだまだ汗かきなので、汗の吸収・湿気の放出がしやすい素材の枕を選んであげましょう。
・児童期 背骨が徐々に形成されてくる時期(S字カーブ期)
この時期から高さのある枕が必要になってきます。
枕選びのポイントは
・汗の吸収・湿気の放出ができる
・寝姿勢の維持できる
の2つです。子どもの体型に合ったものを選んであげましょう。
豆知識
成長段階で個人差はありますが、子どもの姿勢をチェックして、
横から見て首より後ろに頭が出てきた頃
枕が必要になってきたとおもってくださいね(⌒∇⌒)
まとめ
布団は子どもの成長に大きく作用します
体に合った布団・枕を用意してあげることで、
快適な眠り、良い姿勢を守ることにつながります。
快適な寝具環境から睡眠の質を上げることにより、睡眠の質が良くなり、
毎日のやる気・集中力にもつながります
“寝る子は育つ”昔から伝わることわざがあるように、
寝ている時間は子供達にとって、とっても大切な時間です。
その時間をより良いものにするために、
どんな寝具に寝かせてあげるかがとても大事です。
見落としがちな子供たちの寝具をしっかり選ぶことで心身共に健康な体をつくってあげて下さい。
自己紹介
ねむねむブログは『ねむねむはうす』のスリープマスターがお届けする快眠ブログです。
『ねむねむはうす』は滋賀県近江八幡市にある自社工場もある創業明治4年の老舗ふとんメーカーであり、nishikawaの専門チェーンの寝具店です。
当店にはスリープマスターが4名在籍しており、お客様の睡眠の悩みやご要望に応えるぴったりの寝具選びや快眠のアドバイスでサポートしております。
「スリープマスター」とは日本睡眠科学研究所より認定される睡眠や寝具に関する知識をおさめ、認定試験に合格した者に与えられる民間資格です。寝具の事だけではなく脳科学や繊維別の特徴などを大学や研究機関の先生より様々な観点の講義を3日間受講します。
睡眠に関するお悩みは人それぞれ異なります。
お悩み別に解決に向けたサポート・ご提案ができるのがスリープマスターです。
布団のリフォーム(布団の打ち直し・羽毛のリフォームなど)からオーダー枕、大谷選手愛用のAirなど快眠のための製品を幅広く取り扱っております。
また法人企業様向けに『健康経営 睡眠セミナー』もお受けしております。
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